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発表会を観に行きました

土曜日は王子先生のスタジオの発表会に行ってきました。
演目は「小作品集」「ジゼル2幕」「くるみ割り人形全幕」でした。

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こちら、プログラムです。
私の本家ブログのお友達が出演されたのです。
ご招待いただきました♡


このプログラムだけでもセンスがいい。
王子先生、ミラノスカラ座で踊ってらしたせいか、全体的にヨーロッパの香り漂うシックな感じでした。
いえ、踊りはクラシックなので知ってはいるんです。
でも、衣装や舞台の背景など、今まで見た発表会で一番品の良いつくり。
余計な装飾は無いけれど、すべてが王子先生の美意識で成り立っているかんじでした。


王子先生は、恐らく、バレエに本気で挑戦したい若者たちに、芸術としてのバレエを基礎から教育し、ダンサーへの道を開いていくことをしたいのだな・・・と感じました。
ジュニアたちのレベルが高い!
それが、テクニックがどうとかではなく・・・。
「バレエ」なんです。
脚が高く上がる、何回転も回る、長~いバランスをとる・・・そういうのではなく。
その物語に合った表現、クラシックバレエの物語の世界に観客をちゃんと連れていく・・・そんな感じだったんです。
講師の先生方も要所要所で出演されており、これが舞台にキリリとした感じを出していました。

一方、大人たちはコールドのみ。
うん、この世界観ではそうなるな・・・と。
でも、コールドもかなり難易度高く、また複雑に変わるフォーメーションもたくさんあり、たくさん練習をしないとできない踊りでした。
友人は、寒い時期には腰椎すべり症で練習になかなか参加できず、また今年に入ってからは仕事も忙しく、リハーサルに参加する時間を捻出することが大変そうでしたが、しっかり完成度をあげていました。
よく、ここまで頑張った!と涙が出そうに(年取って、涙もろくなっているのだ)


王子先生の美意識満載の舞台・・・。
うん。久しぶりに感動したよ。
ジゼルの衣装には、チュチュの部分が繊細なチュールで、皆が動くたびフワリフワリときれいに舞って・・・。
これが、ウィリーたちが既に生きていない者たちなのだと感じさせるものとなっておりました。
(※ウイリー:結婚することなく若くして死んでしまった娘の亡霊)
ウイリーたちのボス「ミルタ」の踊りや演技も最高だった。
プログラムを見ると、講師の先生でしたが・・・。
ただ冷たい感じなのではなく、後ろで踊るアルブレヒトとジゼルやウイリーたちの動きを、微妙な表情やちょっとした抑えた動きで感じさせる・・・。
素晴らしかったです。

王子先生は男性先生なので、ボーイズも多かった。
こんなに男の子が多いスタジオは珍しいんじゃないかな?
やっぱり男の子がいたほうが舞台が自然でいいですね。


15:30から20:00までの長い舞台。
でも、あっという間に終わったって感じ・・・。


王子先生のこの美意識・・・。
芸術への思いは素敵・・・。
でも、なんでレッスンのときにはあんなに振り切れてるんだろう??(笑)
同一人物とは思えんわ・・・。







by paradise-s822 | 2018-04-02 21:39 | バレエ | Comments(0)

50代の働く主婦です。バレエと出会い、人生が変わりました。


by sanemori